艾瑞深中国校友会ネットが《2017年中国大学評価研究レポート》を発表、最新の2017年中国大学ランキング等のランキングリストを公表した。
それによると、北京大学が10年連続で全国首位の座を保持し続け、2017年中国大学ランキングでも第1位(100点)となった。次いで清華大学が96.91点で第2位、武漢大学が82.57点で第3位、復旦大学が82.47点で第4位、浙江大学が82.31点で第5位、上海交通大学が81.73点で第6位、南京大学が80.28点で第7位、中国人民大学が79.28点で第8位、吉林大学が76.01点で第9位、華中科技大学が74.84点で第10位となり、全国ベスト10入りを果たした。
北京大学・清華大学・香港大学及び台湾大学は2017年中国八星級大学の栄誉を受け、世界の一流大学のグループに名を連ねた。また、復旦大学・南京大学・香港中文大学及び台湾清華大学等6校の高等教育機関が2017年中国七星級大学の栄誉を受け、世界の有名・高水準大学、中国のトップ大学のグループに名を連ねた。
艾瑞深中国校友会ネットが中国大学ランキングを発表し始めてから15年が経つが、この間、北京大学と清華大学が終始全国の高等教育機関の先駆けとなり、北京大学は11回、清華大学は4回全国第1位を獲得している。この両校は2017年中国最優秀大学ランキングでも第1位と第2位を占めている。最優秀大学第3位をめぐる競い合いは主に4校の大学間で展開されており、復旦大学が全国第3位を過去11回獲得している。また、浙江大学が2回、武漢大学と上海交通大学がそれぞれ1回ずつ第3位を獲得している。
艾瑞深中国校友会ネットは中国両岸四地(中国大陸・台湾・香港・マカオ)の高等教育機関の総合力・教学の質・一級学科・本科専攻・大学院教育及び国際化水準等について総合評価及び(星による)等級評価を行っているが、その趣旨は2017年全国統一大学入試受験生及び大学院受験生・海外から中国への留学生が願書の出願に際して、権威ある出願ガイドを提供することにある。
レポートの責任者である艾瑞深研究院の趙徳国院長は、2017年中国大学ランキングの評価対象は教育部が2016年度に認可した学生募集資格を有する普通高等教育機関で、データ統計は2016年12月現在までのものであり、(軍事・芸術・体育系高等教育機関に関する評価の数値化等)客観的条件に制限があるので、軍事等高等教育機関は今年の大学評価には取り入れておらず、また、芸術系・体育系高等教育機関も中国大学総合評価には取り入れておらず、2017年中国大学(星による)等級ランキングのみ表記していること述べている。
校友寄附金の総額が累計で230億元を突破
この他、注目に値するのは、2016年末現在、全国高等教育機関が受領した校友寄附金の総額が累計で230億元を突破し、5校の高等教育機関が“10億(元)クラブ”に名を連ね、39校の高等教育機関が“億元クラブ”に名を連ねたが、清華大学・北京大学及び武漢大学が2017年中国校友寄附金ランキングのトップ3に君臨し、中国大学校友寄附金文化の潮流をリードしていることである。
一方、電子科技大学が2016年度中国高等教育機関校友寄附金最大のダークホースとなった。学校創立60周年記念の際に、教職員・学生・同窓生・退職教職員らが一致協力したことで、寄附金総額が15億元を突破し、多くの名門校を抑えて校友寄附金ランキングの全国トップ4に名を連ね、総合ランキングでも全国ベスト30入りを果たし、史上最高のランキング記録を打ち立てた。